バッテリーをマイナスから外すのはなぜ?ショートするとどうなるか
こんばんは、くろまるです。
今日はできれば体験したくない「ショートの」話題。
まずはバッテリー交換の鉄則として「マイナス端子側から外す」というのがあります。
ではなぜマイナスから外さなければいけないのでしょうか。
プラスから外すと何が起こり得るのか。
ご紹介いたします。
目次
ショートとは?
まずはショートとは何か。
ショートとは「プラスとマイナスを直接繋いでしまうこと」
直接繋いでしまうと大量の電気が制限なく一気に流れてしまいます。
ほんの一瞬でも大惨事です。
具体的に何がダメージを受けるのか見ていきましょう。
プラスとマイナスを直接繋ぐ?そんなことする訳ない!
わざわざプラスとマイナスを直結するようなこと、普通しませんよね(笑
ところが誰でも意図せずやってしまいかねない状況があるのです。
バッテリーのプラスとマイナスに誤って工具を接触させてしまう
これも代表的なショートの事故です。
バチッ!と火花が飛ぶことでしょう。
対策として
- ショートレンチを使う
- 電気を通さない工夫をされた工具を使う
バッテリーとプラスとマイナスに物理的に届かないショートレンチを使うことで防ぐことができます。
ただ、バイクの場合はバッテリーが小さいので届いてしまうかもしれません・・・。
絶縁処理された工具を使うのはとても安全。
こちらの方が後述する事故ケースも防げるのでおすすめです。
プラスの電気をボディアースに接触させてしまう
こちらも非常にありがちなケースです。
ボディアースとは
ボディアースは車やバイクの電装品をいじるときにとても便利です。
実は、車やバイクはボディ全体がマイナスになっています。
マイナス端子とボディが繋がっているのです。
つまり、バッテリーのプラス端子とボディの金属面に電装品を繋ぐだけで、電装品を動かすことができるのです。
わざわざ全ての電装品をバッテリーのマイナス端子まで繋がなくて済むのでとても便利ですね!
便利な反面ショートのリスクがあります。
ボディ全体がマイナスということは、プラス側とボディを工具などで誤って接触させてしまったらそれはショートになってしまうのです。
うっかりやらかしそうで恐ろしいですよね・・・。
こちらは先ほどのショートレンチでは対策できません。
最新の注意を払って作業するか、絶縁処理されたレンチを使うことをおすすめします。
ショートさせるとどうなるのか
それではショートさせると何が起こるのか。
見ていきましょう
バッテリーの破損
ショートは当然バッテリーに物凄い負荷をかけます。
景勝でも寿命が一気に縮まってしまいます。
ヒューズが飛ぶ
基本的にはショートしてもヒューズが抵抗となって最悪の事態を防いでくれます。
ヒューズの大切さがよく分かりますね!
以下はヒューズを介さなかった場合の事例です。
配線の破損
ショートすると繋いでいる配線は真っ赤になって溶けてしまいます。
仮に一瞬であってもどこまで正常か何ともわかりません。
故障場所の調査が非常に難しくなってしまいます。
ECUなどの精密機器の破損
これも高価なことが多いのでショックですね。
簡単に修理できないのも痛いです。
火災の危険
何と言ってもこが一番恐ろしい
一瞬だけのショートであればさすがに火花が散る程度なので火災とまでは普通行きません。
しかし不運にも長い時間ショートさせてしまった場合、バッテリーが爆発する可能性があります。
まとめ
バッテリーの交換は手軽な整備の一つですが、不注意で事故に直結する可能性があることを忘れてはいけません。
きちんと理解して正しく行えば何も怖くありません。
安全に楽しくバイクをいじりましょう!
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